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パンティストッキングフェティシズム


ストッキングやタイツでの自慰からパンスト男子・タイツ男子に至るまでの解説
−パンストフェチ&タイツフェチ大全です−

1.はじめに...

フェティシズム(通称フェチ)とは、異性の体の一部または異性の身に着けているものを性的対象にすることです。パンティストッキング(単にパンスト)・タイツフェチであれば、それらを履いた女性の脚で、はたまた女性が履いたパンストやタイツの匂いを嗅いだり、口に含んだり、自ら履いて性的快感を得ます。さらにフェティシズムが高じると、パンストやタイツと一種の疑似セックスを求め、パンスト男子・タイツ男子として、ショートパンツにパンストやタイツを履き、脚を露出して出歩く男性もいます。
但し、同じようにパンティストッキングやタイツを履いていても、それらを性的対象としない場合は、フェティシズムの定義から外れます。例えば、女装でパンストやタイツを履くことがこれに該当します。女装ですと、スカートやブラジャーも、パンストやタイツも、ある面同列に扱われます。それらすべてが女性用であり、見方によっては普通の女性と同じ感覚です。そこには、パンストやタイツへのフェティシズムとしての性的拘りがありません。また、冬になると防寒のため、アンダーウェアとして、男性用のタイツではなく女性用のタイツを履く男性がいます。こちらも性的拘りがある訳ではありませんので、フェティシズムではありません。

2.フェティシズムには男性が多い

フェティシズム全般に言えることですが、圧倒的に男性が多いです。男性は一旦脳の中で性的な刷り込みが出来上がると、軌道修正できなくなってしまうと言われています。何らかのきっかけで性的興味を持ったものが、継続的な学習効果によって、フェティシズムの完成へと突き進んで行きます。 ちなみに、アメリカの心理学者ジェーシー・ベアリング氏やジョン・マネー氏らの説によると以下のとおりです。

4歳〜9歳の幼少期(敏感期)何らかの性的対象にエロスを感じる。しかし性的未成熟のためそれが何か判らない。そこで長期記憶に刻印される。
思春期性的成長を迎え、幼少期のそれが強く喚起されるとともに性的興奮と結び付く。




3.パンストフェチへのきっかけ(具体例1:パンスト男子トラウマ型)

筆者も日常的にショートパンツにパンティストッキングやタイツを履いているパンスト男子A氏へヒアリングしたことがあります。彼曰く幼少期の頃、親から女の子が履く白いタイツを履かされていたそうです。また、男の子の友達より女の子の友達の方が多く、半ズボンで女の子と同じように白タイツを履き、女の子のタイツ脚でも自分のタイツ脚でも、白タイツの踵とかが遊んで汚れたりすると、何だか判らないモヤモヤとした興奮を覚えたと語っています。
そして小学生に上がると、今度は白タイツは履かせて貰えず、姉の小さくなった黒タイツを履かされていたそうです。ただ、やはり女性ものの黒タイツは目立つようで、ある日彼は同級生の女子数人から校舎裏へと呼び出され、オチンチンが付いているどうかチェックをすると真っ裸にされ、複数人の女子から性器を弄られ、最後はリアル小便小僧(放尿)までさせられたそうです。もちろん当時は勃起も射精もしなかったとのことですが、中学生になり同じように黒タイツを履いた女子の脚を見て初めて勃起し、例えようもない高揚感と快感を覚え、放尿し射精したのが始まりと告白してくれました。その後は当然ながら、女子のパンティストッキングやタイツを履いた脚を思い出したり、自ら履いて自慰行為を繰り返したそうです。
この話から類推できることは、幼少期の体験が思春期になってフィードバックされたこと、そして何よりも繰り返しパンティストッキングやタイツで射精をすることによって、脳への刷り込みが完成してしまったということです。



4.パンストフェチへのきっかけ(具体例2:家族原因型)

さて、一例だけでは何なので、もう一例B氏をご紹介します。彼もパンティストッキングやタイツを履いた女性の脚に性的興奮を覚えると言いますが、具体例1のようなパンスト男子ではなく、自分の脚に興味はないそうです。また、何故パンストフェチになってしまったのかも判らないとのことでしたが、彼の母親は脚が綺麗で、幼少の頃はベージュのパンティストッキングを履いたその脚に、よくしがみついていたそうです。また、彼は母親と仲が良く、毎日一緒にお風呂に入っていたといいます。陰毛が生えてきても一緒に入ることが当然となっていて、体まで洗ってくれるという優しいというか過干渉な母親です。
そして彼の精通はこの母親によってなされました。小学校6年当時、陰茎を洗われていたら勃起してしまったそうです。その勃起した陰茎を見て母親は、これは大人になった証拠で勃起は普通の男の子なら誰でもあると説明し、包皮を下ろすと亀頭をいつも以上に丁寧にボディーソープで洗ってくれたそうです。そして彼は、今まで体験したことのない快感と、抑え切れず何かが出る感覚に襲われ射精してしまいます。射精した後は、おしっこを漏らした姿を見られたような気恥ずかしさと、後ろめたさが残ったそうです。
それでも高校卒業まで、母親は一緒にお風呂へ入ることを求め、彼もまた射精という言葉を知ってからも母親の優しさにNOは言えませんでした。お風呂に入れば勃起し母親の手淫によって射精する。ただ、彼の母親は裸では入浴するものの、女性器を故意に見せたりAVによくあるような近親相姦もなかったとのことです。きっと、母親は子供に対する愛情と世話を焼きたい欲求のみなのでしょう。そして彼は高校を卒業すると、進学のため一人暮らしを始めました。都会に出てきてミニスカートにパンティストッキングやタイツを履いた女性の脚は、彼にとって新鮮で、裸の女性よりも女性らしく感じたそうです。そこからフェチもののAVを見ては自慰を繰り返し、風俗店にも通うようになったとのことです。




以上、具体例を織り交ぜながらパンティストッキングフェティシズムの概要および原因について解説してきました。
次ページは、パンストフェチな男性の性行動についてがテーマです。

コンテンツ

1.概要・原因  2.性行動  3.性指向  4.性成長